2022年12月、上海市張江公証処による評定の結果、上海市華誠律師事務所は同処の「遺産管理人推薦プール」入りの要件を満たして遺産管理人推薦プールリスト入りを果たし、弊所の弁護士呉彦、呉佳男は遺産管理人専門家プールリストに入った。

遺産管理人制度の創設は、遺産処理の行き詰まりを打破して遺産処理手続きを開始することや、遺産の権利者の利益を保護し、遺産の効果的な使い道を引き出すことのいずれについても重要な意義がある。また、遺産管理人が遺産を保存・管理・分配し、遺産の債権を回収し、遺産の債務を弁済するなどの行為は、被相続人とその他の民事主体との間の取引の安全を保障するだけでなく、相続人の利益と第三者の利益、そして取引の安全も保護し、遺産が関係する債権債務または相続紛争の発生を大量に回避し、社会的矛盾を減少させ、相続人、債権者の負担および訴訟による疲弊を更に軽減している。 

「民法典」に遺産管理人制度が設けられて以来、上海市張江公証処は相続類の公証業務を処理する中で、専門機関に遺産管理人を務めてほしいという市場のニーズが増えていることに気付いた。専門機関にはより安定性と専門性が備わっており、より強い責任能力もあり、当事者に全方位的でより強力な法律サービス保障を提供できる。 

そこで、張江公証処は「遺産管理人推薦プール」と「遺産管理人専門家プール」を設け、専門機関及び専門家を真摯に招聘してリストに加え、内容がより豊富で、より充実したプランの家事法律サービスを当事者に提供しており、公証業務は弁護士業務と相互に補完し合い、相互に促進していく。 

華誠律師事務所の家事・財産管理部の業務範囲は、家事紛争、遺産相続、家族財産の伝承・管理、家族企業の法的リスクの回避、渉外婚姻に関する法律サービスなどに及んでいる。華誠は「誠実と信用、深慮、勤勉、進取」の理念を堅持し、プロ意識をもってお客様にサービスし、品質をもってブランドを作っている。 

今回、華誠が上海市張江公証処のプールリスト入りをする法律事務所に選ばれたのは、華誠律師事務所の家事・財産管理部の弁護士の専門能力に対する公証処の肯定的な評価である。2023年、家事・財産管理部は家事法律サービスに絶えず精進し、筆頭に挙げられる遺産管理人制度等の法律問題の研究を深め、公証処と法律事務所それぞれの専門的な優位性を十分に活かし、常に専門的な法的素養と業務に対する厳正かつ慎重な姿勢で、当事者に高品質で効果の高い法律サービスを提供していく。