華誠は「チーズは誰の手に?——ゲーム業者と特許権者の攻防戦」をテーマにした中国法サロンを開催
2015年6月26日午後2時より、「チーズは誰の手に?―ゲーム業者と権利者間の攻防戦」をテーマに華誠は「中国法サロン」を多目的室で開催した。
今回のサロンは著作権商標訴訟部のパートナー弁護士である劉一舟が講師を務め、クライアント様と業界のパートナーをお招きし、著作権、商標権及び不正競争での知的財産権の攻防戦について探究した。

劉一舟弁護士
劉弁護士は「刀塔伝奇」事件での攻防をサロンの最初に取り上げ、著作権、商標権から不正競争までゲーム業者の知っておくべき知的財産権の「チーズ」としての視点を引き出した。企業がゲームを開発する過程では、法律面で知的財産権と交差することは不可避的である。例えば、ゲームの開発と運営の過程では、さまざまな知的財産権が生み出されるので、企業はこれらの知的財産権に基づき自ら合法的権益を保護しなければならない。また一方では、ゲームの開発と運営の過程で、うっかり他人の知的財産権に踏み入れてしまい、そのためにさまざまな知的財産権紛争を引き起こすこともある。「刀塔伝奇」の経営者である莉莉絲は、まさに他人を知的財産権侵害で訴えると同時に他人から知的財産権侵害で訴えられた典型と言える。「ゲーム業界のチーズが大きくなるにつれ、ゲーム業界のプレイヤーは知的財産権の保護体系を構築し、知的財産権を武器に競合先と戦うだけでなく、リスク管理システムの構築や知的財産権侵害リスクの低減について学習していく必要がある」と劉弁護士は説明したのである。

初夏に降り注いた大雨はサロン参加者の熱い情熱を消すことはなく、気楽な雰囲気で討論を行う中、劉弁護士は、ゲーム業界では盾を鍛えて矛を磨き、知的財産権の権利行使と侵害リスクを共に重視することが「チーズ」を守る攻防戦での必勝の鍵である、と最後にまとめた。
添付:劉一舟弁護士の略歴
劉一舟弁護士 上海対外貿易学院の商法学部卒、法学学士。中国法学会会員。
劉一舟弁護士は2005年に華誠律師事務所に入所して以来、主に知的財産権が関連する民商事関連訴訟事務を担当してきている。知的財産権関連訴訟において、劉弁護士は特に商標権侵害、著作権侵害及び不正競争に係わる訴訟が得意である。
劉一舟弁護士の担当した数々の事件はいずれも社会で注目を集め、業界でも典型事案となっている。その中でも、特に上海と杭州にある2つの老舗ハサミメーカー間の商標権及び不正競争紛争による訴訟事件は最高人民法院で全国知的財産権司法保護の典型判例百選に選出された。上海にあるテレビ局が某企業を提訴した著作権紛争事件は上海市著作権局で2010年度上海十大著作権典型事件と選出された。また、日本ミシン製造企業が某企業を提訴した知的財産権契約紛争事件は上海市高級人民法院で2011年知的財産権司法保護事件トップ10に選出された。他にも劉一舟弁護士は米国の著名スポーツメーカー、イタリアの著名紳士服ブランド、日本の著名企業を含む複数のグローバル企業に訴訟による権利行使のリーガルサービスを提供している。